洋食工房 くつろぎ

なじみのレストランへ

僕は、よくこのレストランにくる。
ひとりでくることもあれば
家族ともくるし、友達ともくる

好きなお店なので、なるべく紹介もする。

僕はここで、ポークチャップをよく食べる。

しかし、定番はクリームメンチカツらしい。
メンチカツを割ると、中から「とろ〜り」クリームが溢れ出す。
見た目の楽しさも、優しい味も、女性たちの心を掴んで離さないのだろうなと勝手な分析をしている。

でも、僕はポークチャップで。

店長には「いつもの」と伝え
店長は「今日はいいの入ってるよ」と答えてくれる
おそらく、いつも通りの仕入れだとは思う。

でも、食べてみるといつものより美味しい気がする。
おかげで、僕のポークチャップは常にいつもの味を超えて美味しくなっている。

店長はいつも、こんな感じ。
ニコニコしながら料理を作っては出してくれる。

特別に料理のウンチクを語ることはない。
語るとすれば、ハマってる漫画のことや次に行きたい場所。
最近は、水野勝成のこと。

特別に人懐っこいわけでもなさそう。
少し人見知り。
とても素朴で等身大で優しい人。
いい事を思いついては試している。
いつでも、楽しそうな人だ。

独立にあたり、苦労したことも沢山あったみたいだし
今も葛藤していることがあると言っていた。

「商売に向いてないんだよ」という店長の悩み

・材料費が高くなっても値上げするのをためらっているという。
・好きな料理を好きな食材を使って作ってみたい。など

「提供価格」と「お客さんの顔」を天秤にかけて見るみたいなんだけど
天秤はいつも「お客さんの顔」に傾くんだそう

とはいえ、店長はいつも笑顔。

コロナ渦中で大変な時期だと思い連絡をした時でも
「めちゃくちゃ暇…。キングダムがめちゃくちゃ観れて楽しい。観てみて!」と言っていました。
「食べに来て」ではなく、面白い漫画を進められた。ありがとう。

いや違う!

そこは営業かけてくれてもよかったのですよ!笑

店長には楽しいことがたくさんあるみたいなので聞いてみた。

ー「店長って何してる時が楽しいんですか?」

漫画の話や、キャンプの話、子どもと一緒にするゲームの話。
他府県のパン屋さんの話、晩ご飯にラーメンを作った話。など

意外と料理や店に関しては少なくて、仕事とプライベートの垣根がないみたい。

料理の熱い話を期待してしまっていた自分がなんだか不自然で恥ずかしくなった。
店長は、純粋で自然体であることに全くブレがない。

そんな店長がポロリと
「いろいろありながらも、続けていられるのは奥さんのお影なんだよね」と

実はお店の精神的支柱となっている奥さんの存在で
いつも、店長の横にポジショニングして、バッチリお店を切り盛りしている。

ー奥さんは、色々ありながらも続けようと思うモチベーションはどこから来てるんですか?

「くつろぎに来てくれる家族の成長が自分ごとのように嬉しくて、結婚や出産、子どもの成長やお仕事の変化など報告を兼ねて食事に来てくれる方もいるのでそんな時はとても楽しくてやりがいになってるよ」と

「お客さんの顔」が何より先に浮かんでしまう夫婦が肩肘張らず自然体で待ってくれているレストラン

僕は、そこで食べるポークチャップが好きなんだろう

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